戦国時代、秀吉が姫路城を居城にするために大改修をほどこした時、姫路城の周囲にはあの姫路城の天守閣の高さまで規則正しく組み上げられた美しい足場の絵も残っています。足場は辞書によると、建設工事を行う際に用意される仮設の作業用の床、本体工事が終わると撤去されるものとあります。
中国では足場といえばまだ竹が使われていますが、日本でもかつては杉などの丸太を縄でしばり、1950〜60年代に資源保護の観点から、又高層ビルが増えたこともあって、鉄パイプの足場が登場しました。
クニモトは今
クニモトは1970年代、東大寺の大仏殿の修理に参加し、その中で鉄板とパイプをつなぐKS コ型クランプの開発に成功したのです。
KS コ型クランプは一度締めると工事が終わるまで決してゆるむことがないと、その高い安全性が評価されて今日に至っているのです。