COMMITMENT TO QUALITY
ひろがるクニモトの
事業分野
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建設資材だけでなく、
今 環境の分野へと広がっています。

そのひとつが竹林面積日本一の鹿児島で展開する
放置竹林の有効活用の道をひらいた
発酵熟成竹パウダーの土壌改良材「KS 竹王」です
縄文時代から存在する竹は有史以来、日本人の暮らしの中でさまざまに利用されてきました。
日本家屋のかやぶきの屋根の下地となり、土壁を支えるなど建設資材としての利用をはじめ、雨樋となり生活用水を山からはこぶ懸樋になり、カゴ・ザル・物干し・ほうきなどの生活実用品、そして竹トンボなど、その用途は限りなく、ひろく生活を支えてきました。
しかし、プラスチックに代表される石油由来の製品の急速な台頭で竹の需要は激減、放置された竹はそのおどろくべき生命力でぐんぐん成長、里山を侵食し森へとひろがっています。
しかし、これまで竹の新しい有効活用の道もなく、今日では全国の放置竹林は、竹公害と呼ばれてきているのです。
為さざる有るなり
而る後もって為す有るべし
クニモトの竹再生の取り組みは、鹿児島工場の近隣農家から用途のなくなった竹を買取り、「竹チップ」に加工することで環境にやさしい「竹紙」の原料として提供することから始まりました。
竹は中が空洞であるため硬く、紙の原料として、チップに加工するにも木材に比べ効率が悪く、そのために一般の製紙原料としては不適とされていました。

そして強くて、しなやかな竹の繊維の特性を生かして生まれた「竹紙」への取り組みは、さらに次のステップへと進みます。
肉厚の孟宗竹をパウダー状に粉砕し、竹に含まれる乳酸菌で発酵させ、生まれた無添加発酵熟成竹パウダー「KS 竹王」は、乳酸菌の働きで土壌を改良し、ミミズを増やし微生物の発生をうながし「土のチカラ」を高めることに成功しました。
さらに発酵熟成竹パウダーは土地改良材としてだけでなく、孟宗竹100%の自然由来の乳酸菌と豊富な繊維で飼料添加材としても活用されています。
竹パウダーは 今
そして竹パウダーは今、バイオマスプラスチックの開発へと新しい世界がひろがっています。
限りある資源 石油を使うことなく、天然素材であり、今その用途がなくなった竹をパウダーにすることによって生まれる、自然由来のバイオマスプラスチックの開発は、プラスチックゴミ解消へのクニモトの地球環境を見すえた取り組みでもあるのです。
