コラム

足場とは

江戸時代、葛飾北斎の富獄百景に描かれた「足代の不二」には、建築中の建物の足場の上で働く職人のはるか遠くに見える富士の姿が描かれています。
いつの時代にも建設工事に足場は欠かせないもの。
奈良時代の遺跡を見ると柱の穴のそばに小さな足場を建てた穴が規則正しく並んでいることでもわかる通り、足場の歴史はもっともっとさかのぼることができます。

所蔵:公益財団法人 日本城郭協会

戦国時代、秀吉が姫路城を居城にするために大改修をほどこした時、姫路城の周囲にはあの姫路城の天守閣の高さまで規則正しく組み上げられた美しい足場の絵も残っています。足場は辞書によると、建設工事を行う際に用意される仮設の作業用の床、本体工事が終わると撤去されるものとあります。

中国では足場といえばまだ竹が使われていますが、日本でもかつては杉などの丸太を縄でしばり、1950〜60年代に資源保護の観点から、又高層ビルが増えたこともあって、鉄パイプの足場が登場しました。

クニモトは今

クニモトは1970年代、東大寺の大仏殿の修理に参加し、その中で鉄板とパイプをつなぐKS コ型クランプの開発に成功したのです。
KS コ型クランプは一度締めると工事が終わるまで決してゆるむことがないと、その高い安全性が評価されて今日に至っているのです。

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